25年前、当時まだ22歳だった董さんは、中国から遠く日本へと嫁ぎ、暮らしていた。しかし幸せはそう長くは続かず、わずか3年でその結婚生活に終止符を打つことになった。その後、董さんは日本に残り、再婚もせず、自らの力でなんとか生計を立てていたが、10年前の交通事故で彼女の日常生活は一変してしまうことになる。事故で記憶を無くしてしまった彼女は家族と連絡が取れなくなってしまったのだ。
今年9月、彼女は家族を探すため、中国へ戻り、各地を転々としたが、家族を見つけることはできなかった。そんな中、助けを求めた江蘇省無錫市公安局では、無錫市公安局行政許可サービス支援部隊が各方面に連絡してくれたことで、ついに董さんの出身地を特定し、さらに同省南通市に住む弟と連絡を取ることができた。長年会うことも叶わなかった姉弟がようやく無錫市で奇跡の再会を果たすことができたのだった。(編集TK)
「人民網日本語版」2016年9月30日
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