このほど、山西省運城市にあるエメラルドグリーンの塩湖が突然変色したことが話題となっている。道路を境に片方がエメラルドグリーン、もう片方が鮮やかな赤色となっており、その差はまるで重慶名物の二色の火鍋「鴛鴦鍋(おしどり鍋)」を見ているようだ。
中国地質科学院の塩湖・健康研究所の調査によると、これはドナリエラ(Dunaliella)という真核藻類の繁殖による現象ということが判明している。このほど、湖の水温と塩分の上昇により、これらの赤やオレンジ色のドナリエラが急速に繁殖したことが塩湖の水を鮮やかな赤色にした原因だという。また一方のエメラルドグリーンの湖には、スピルリナ(Spirulina)という「 らせん形」をした濃緑色の単細胞微細藻類が多く生息しているため、赤色にはならないという。塩湖の変色は、一般的に約1ヶ月程続くが、近隣住民の日常生活への影響は特にないそうだ。(編集TK)
「人民網日本語版」2016年9月30日
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