韓国ソウル最大の繁華街・明洞では、中国語で書かれた化粧品の広告を至る所で目にすることができる。モーリシャスでは、海外で初めての微信(Wechat)テレホンカードが誕生し、中国人観光客が容量無制限でソーシャル機能「モーメンツ(原語:朋友圏)」を利用することができる。シンガポール・チャンギ国際空港や独ミュンヘン空港など世界十大空港では、国慶節連休中、アリペイ(支付宝)を使ってショッピングをすることができる。
このように、中国「十一(国慶節、10月1日)」大型連休を目前に控え、世界中の商店がこぞって、商戦の「臨戦態勢」に入っている。中国未来研究会観光分科会の劉思敏・副会長は、「世界の主要観光国は、もはや中国の大型連休を見過ごす訳にはいかなくなった」と話した。人民日報海外版が報じた。
■大量に海外に出かける中国人観光客 大型連休を控えた海外の「臨戦態勢」は?
「中国」をテーマとした各種イベント活動を欠かすことはできない。オーストラリア・シドニーにある著名ショッピングセンター「ウェストフィールド・シドニー」は、「ぬいぐるみ」の特設展示コーナーを設け、コアラとパンダのぬいぐるみを一緒に並べ、「中国とオーストラリアの出会い」というタイトルを付けた。
各国の商店が、大急ぎで中国語サービスの強化に取り組んでいる。韓国ソウルの明洞にある韓国料理店の従業員によると、中国のお客さんとのスムーズな意思疎通のために、同店は短期アルバイターとして中国人留学生を雇ったという。
これだけではなく、中国人観光客に対する配慮は細部にまで及んでいる。ベルギーの複数のホテルでは、客室内に電気ポットを備え付け、中国語によるテレビ番組を提供している。また、ブリュッセル市役所は、中国人観光客がショッピングする際の心理や習慣を紹介する目的で、現地の商店関係者に集中トレーニングを実施した。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn