南京市労働保障ホットライン12333によると、従業員同士の恋愛を禁止することは、企業内部における管理制度の一種と見なされているという。
「労働契約法」では、労働者が企業の規則・制度に著しく違反した場合、企業は労働契約を解除することができると定められている。ただ、この規定は、「企業の規則・制度が国家の強制力ある法律の規定に反するものであってはならない」という条件が付いている。婚姻法によって全国民が自由に結婚する権利が保障されていることから、企業が従業員がオフィスラブ禁止令に背いたという理由で当人を解雇することは、本来法律の規定に合致するものではない。
では、もし社員同士が恋愛関係になり、結婚まで進んだ場合、企業は当人たちの人事異動を行えば良いのだろうか?人力資源・社会保障部(人社部)の担当者は、次の通り説明した。
「人事異動や配置転換は、選択肢の一つである。だが、その前に2つの条件がある。まず、異動や配置換えの必要性があること、つまり、恋愛関係にある従業員がその関係によって会社に不利益を与える可能性のあるポストに就いており、十分な異動の理由があること。もう一つは、企業の規則・制度に関連規定が明確に盛り込まれていることだ」。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年9月21日
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