高齢者の旅行に対する意欲が徐々に高まっている。旅行に行くということは、今や多くの高齢者の間で共通の楽しみとして認識されている。人々の生活水準や生活観念の変化により、「シニア層」は旅行市場を支える重要な戦力である。
南京徳高国際旅行会社の常務取締役張世鳴さんは「8月下旬に入り、学生たちは新学期が始まるため、家族旅行の需要は徐々に減る。そのため、夏休みのラストは『黄金旅行期』と呼ばれている。比較的リーズナブルに旅行へ行けるため、高齢者旅行市場はちょっとしたシーズンとなる。若者と比べ、シニア層は時間に余裕があるため、7日以上のツアーを選ぶことが多い。また、移動手段としては、列車での旅をより好む傾向にある。例えば、九寨溝旅行へは、列車で行く高齢者が殆どだ」と紹介してくれた。
また「飛行機や自動車、高速鉄道などの交通手段と比べ、列車はもっとも安全な交通手段の一つだ。それと列車はシニア層のゆったりとした生活リズムにも合っている」と南京虎鳳蝶国際旅行会社の運営総監督厳科蕾は話す。旅行先選びでは若者と比べると、シニア層には「健康づくりの旅」や、「過去をめぐる旅」が人気だ。その次に来るのが、リゾート旅行や文化鑑賞旅行、都市観光だという。(編集TK)
「人民網日本語版」2016年8月29日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn