トルコのイスタンブールで行なわれていた第40回ユネスコ世界遺産委員会(世界遺産大会)が17日、会期を予定より3日早めて閉幕した。新華社が伝えた。
今大会は今月10日に開幕、20日に閉幕予定だったが、トルコで15日深夜に発生した軍事クーデターの影響で、16日は一時中断を余儀なくされた。
委員会は今後数日はフランスのパリで特別会議を開催することを決め、議題に上っている項目の審議を続けると共に、次回大会は2017年7月にポーランドのクラクフで開催することを決定した。
今大会の15日と17日に認定された21ヵ所の新たな世界遺産には中国の広西チワン族自治区左江花山の岩絵の文化的景観と湖北省の神農架が含まれている。現在までに登録されている世界遺産総数は1052ヵ所に達し、世界165カ国に分布しており、そのうち中国は50ヵ所の世界遺産を保有している。
このほか、今大会は世界遺産登録されている155ヵ所の保護状況の審査を行なった。リビア、マリ、ウズベキスタン3ヵ国における7ヵ所の世界遺産が危機遺産リストに登録された。グルジアの世界遺産1ヵ所は危機遺産から外れ、ミクロネシア連邦のナン・マトール遺跡は世界遺産と危機遺産を同時に登録された。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年7月22日
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