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<企画>商務部記者会見、1-5月の商務運営状況を発表

-商務部記者会見報道集-

人民網日本語版 2016年06月29日16:12

商務部(商務省)は17日に行われた定例記者会見で、2016年1~5月のビジネス運営状況を発表した。それによると、今年5月の消費市場は全体として安定した伸びを示した。社会消費財小売総額は2兆6600億元(1元は約15.9円)に上り、前年同月比10%増加し、物価要因を考慮した実質増加率は9.7%、1~5月の累計前年同期比増加率は10.2%だった。同部がモニタリングする重点企業5千社の実質増加率は3カ月連続で回復傾向を保った。

同部の沈丹陽報道官の説明によると、買い換え型の商品需要が旺盛だという。一定規模以上の自動車メーカーの自動車販売額は同8.6%増加し、新エネルギー車販売量は同141%増加した。不動産市場に促される形で、住宅関連消費が大幅に増加し、一定規模以上の建材メーカーの売上高は同16.8%増加し、同家具メーカーの売上高は同15.1%増加した。

1~5月、全国の輸出入額は9兆1600億元(1元は約15.9円)に上り、前年同期比3.2%減少した。5月の輸出入額は2兆200億元で同2.8%増加し、うち輸出は1兆1700億元で同1.2%増加し、輸入は8500億元で同5.1%増加した。

税関がまとめたおおまかな統計によると、1~5月には、全国の輸出入額が9兆1600億元に上り、同3.2%減少した。米ドル建てで計算すると、1~5月の全国の輸出入額は1兆4100億ドル(1ドルは約104.7円)で、同8.6%減少した。5月の全国の輸出入額は2兆200億元で同2.8%増加し、うち輸出は1兆1700億元で同1.2%の増加、輸入は8500億元で同5.1%の増加、。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は3248億元の黒字で、黒字額は同7.7%減少した。米ドル建てで計算すると、5月の全国の輸出入額は3121億ドルで、同2.6%減少した。

■1~5月の対外貿易の運営状況には次の6つの特徴がみられた。

(1)輸出が小幅な伸びを維持し、輸入がプラス成長を達成した。

(2)主要エコノミーへの輸出が減少し、ブラジルとオーストラリアからの輸入が急増した。

(3)一般貿易の占める割合が上昇し、その他の貿易も伸びが急速だった。

(4)労働集約型製品の輸出が電気機械製品を上回り、一部の大口商品は輸入量が増加し輸入価格は低下した。

(5)民間企業が輸出の伸びに最も大きく貢献し、国有企業の輸入がマイナスからプラスに転じた。

(6)東・中部地域の輸出入が全国よりも好調で、西部地域の輸入の伸びが速かった。

5月には実行ベース外資導入額がやや減少した。データによれば、今年1~5月の大陸部の実行ベース外資導入額は3435億5千万元で同3.8%増加した(銀行、証券、保険分野のデータを除く)。5月単月では567億7千万元で同1%減少した。 

今年1~5月には国内の投資家が世界151カ国・地域の企業4136社に非金融分野の直接投資を行い、累計投資額は4792億6千万元(1元は約15.9円)に上り、前年同期比61.9%増加した。主な投資先は香港地区、ASEAN、欧州連合(EU)、オーストラリア、米国、ロシア、日本の主要7エコノミーで、投資額は591億ドルに達し、同期の対外投資額の80.4%を占めた。

まだ受け渡しが終わっていない取引も計算に入れると、米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」が引用したディールロジックのデータからわかるように、今年に入ってから現在までの間に、中国資本企業が行った海外での合併買収(M&A)取引は1108億ドルに上って、過去最高を記録し、15年の通年の1068億ドルを超えるとともに、14年の同期の3倍になった。

■問題点

対外投資の急増は一連の新たな問題も引き起こした。たとえば、短期的な対外投資の急速な伸びが引き起こした外貨の購入・決済ニーズの激増が、外貨準備と国際収支のバランスにかかる圧力を極めて大きくする可能性があるとの懸念がある。沈報道官はこうした懸念に対し、「このような状況が一定のリスクを生み出すかどうか、関係当局が研究を進めており、方向性をもって必要な監督管理措置を取り、リスクを適切に予防することを検討中だ」と述べた。

今年の対外投資は外資導入を上回る 

沈報道官は通年の対外投資および外資導入の全体的な動きについて、「通常の統計データを踏まえると、今年の対外投資の規模は外資導入の規模を超える見込みだ」との判断を示した。(編集JZ)

「人民網日本語版」2016年6月29日

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