役割その5 ヤクザ
締め切りのストレスに耐えかねて、漫画家は時に精神が参ってしまうような状況に陥ることもある。漫画「編集王」の中では、漫画家が失踪し、それを編集者が追いかけるというシーンが登場する。
夏目氏はこのようなケースは実際にあることだとし、彼も以前、小学館のある漫画編集者から原稿催促の経験談を聞いたことがあるという。漫画家の家を訪れ、例えドアに鍵がかかっていて、カーテンがぴっちり閉められていたとしても諦めず、まずは電気メーターをチェックするのだという。もし電気メーターが動いていれば、漫画家が家にいるのは間違いないので、その時は思いっきりドアを叩き、「開けてください!いるのはわかっているんですよ!」と叫ぶのだ。夏目氏はこんな編集者はヤクザと大差ないとユーモアを交えて語っている。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn