第19回上海国際映画祭の「アジア新人賞」の受賞者が17日夜に発表された。最優秀男優賞は人気ロックバンド・黒豹楽隊(ヘイバオ)の元メインボーカル・秦勇(チン・ヨン)が、最優秀女優賞は、孫怡(スン・イー)が受賞した。インド映画「Thithi」が最優秀作品賞と最優秀脚本賞を受賞した。新華社が報じた。
秦勇の初主演映画となる「走出塵埃」では、人気ロック歌手が病気になった息子のためにロッカーをやめ、運転代行ドライバーにまで落ちぶれ、数年後、ひょんなことから再びステージに立つ姿を描き、生活における「夢と愛情」が持つ意義を伝えている。
孫怡はデビュー作となったラブストーリー映画「歓•愛」で、少女の胡雅■(■は女へんに捷のつくり)役を演じた彼女は、俳優の郭暁冬(グオ・シャオドン)と年の差を越えた感動的な恋愛を演じており、そんな彼女の爽やかな演技が評価され最優秀女優賞の受賞となった。
インド映画「Thithi」は、インドの農村の様子をリアルに描き、親子三世代の価値観が結婚をめぐってぶつかる様子が、悲しいストーリーながらユーモアを織り混ぜたスタイルで描かれ、最優秀作品賞と最優秀脚本賞の受賞を決めた。
また最優秀撮影賞は、タイ映画の「孤島の葬列(The Island Funeral)」が、最優秀監督賞は、台湾映画「再見女児(Lost Daughter)」が受賞した。(編集KN)