神戸市で15日、兵庫県最大の祭典・神戸まつりが開催。お祭りパレードやサンバカーニバルなどが、山と海に面する美しい神戸を盛り上げた。さらに、例年と違い、「麗しい中国-2016シルクロード観光年」のPRイベントも行われるなど、中国の要素も盛り込まれた。新華網が報じた。
京都の祇園祭、大阪の天神祭と並んで「京阪神三大夏祭り」として知られる「神戸まつり」。開催地となる神戸市の三ノ宮や元町の一帯には、毎年100万人が訪れるなど、大盛り上がりとなる。
中国国家観光局大阪駐在事務所は、山東航空や春秋航空と共同で、今回の神戸まつりに出展。ブースには万里の長城や九寨溝などの写真が高い位置に掲げられ中国の魅力が伝えられた。同事務所の責任者・劉海生氏は、サンテレビの生放送番組の取材を受け、中国の美しい景色やシルクロードにある世界文化遺産を紹介。日本の視聴者に対して、中国へ行って中国の文化、歴史を体験するようアピールした。
同番組での宣伝は効果てきめんで、放送から2時間以内に、来場者が「麗しい中国」のパンフレット6千部がなくなった。その後、劉氏は、山東航空と春秋航空の代表と共に抽選会を実施。「大賞」を獲得した日本人2人は、興奮を隠せず、中国への旅に対する期待を高めていた。
初夏のやさしい太陽の光がさす神戸はこの日、お祭りムードでいっぱいになった。神戸市はブラジルリオデジャネイロと姉妹都市提携を締結しており、日本のサンバの発祥地と言われている。サンバは、神戸まつりのパレードの目玉の一つで、人気がある。同パレードでは、本場ブラジルから来た女性や色鮮やかなサンバのコスチュームを身に着けた日本の高齢者、女性、子供たちが大通りで情熱的なダンスを披露。それに魅了された観客らも、リズムに合わせて踊り始めた。また、お祭りパレードや阿波踊りなども、神戸まつりを盛り上げた。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年5月18日