▽アジアを見る:昔からの難問をどのように解決するか?
現在、アジア経済が遭遇する暗い影は、国際市場における大口商品の価格低迷、貿易と投資の疲弊、金融市場の激しい変動などと直接関係がある。このようなここ数年にアジア地域全体を苦しめてきた問題に対して、特に新興エコノミーが昔から抱えている難問に対して「効く薬」を早急に見つけだすことが、焦眉の急だ。
これは今回のフォーラムの重要な注目点でもある。3日間の会期中、アジアの政治・ビジネス・学術各界の2千人を超えるリーダーが、原油価格の低下は常態なのか新常態(ニューノーマル)なのか、貿易のペースダウンは続くか、転換するとすればどのように転換するか、通貨の値下がりが輸出を喚起するか、国際生産能力協力を深く推進するにはどうするかといったホットポイントについて、討論を重ねることになる。
集中的な思考のぶつかり合いやブレーンストーミングにより、参加者は難問解決の新たな視点や構想を提供し、アジアが新たな発展のルートマップを描くのを支援することになると期待される。