〇航空会社、自社ルートによる販売を強化か
ある専門家は、「搭乗券に運賃を記載するという中国国際航空の試みは、キャンセルや変更をめぐるトラブルを減らすことが一つの目的で、このほかに、航空会社による航空券の直販の推進および代理店販売ルートの削減などの意図がある。航空会社の自社販売ルートが極めて少なかったことで、航空券代理販売制度が登場した。だが、今では、航空券販売ルートは多様化の一途を辿っている。多くの航空会社が、公式サイトやアプリで航空券を販売するようになった」と指摘した。
古参旅行評論家・趙伊辰氏は、次の通りコメントした。
今回の中国国際航空の試みは、代理店のルール違反行動を抑制することには有益だが、全面的に展開することについては、もうしばらく経緯を見守る必要がある。民用航空総局は、かなり以前から、「運賃公開」という見解を示していたが、さまざまな原因から、実際には普及しなかった。また、航空券番号と搭乗者氏名の情報さえあれば、インターネット技術を利用して、運賃を調べることができる。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年1月21日