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「ザ・コーヴ」主演俳優が日本で入国拒否され拘束

人民網日本語版 2016年01月21日14:11
「ザ・コーヴ」主演俳優が日本で入国拒否され拘束

アカデミー賞最優秀ドキュメンタリー映画賞「ザ・コーヴ」に主演した米国の動物保護活動家リック・オバリー氏が日本の空港で入国を拒否され、入国当局に拘束された。新華社が伝えた。

オバリー氏の弁護士は20日、「オバリー氏は18日、旅行ビザで成田空港に到着した。今回の旅行目的は日本のイルカ漁を調査することと京都観光で、来月初めに帰国する予定だった。しかしオバリー氏は空港で日本から入国を拒否され拘束された。拘束されている間、日本の入国管理局の職員から繰り返し質問を受けた」と話した。

現在76歳のオバリー氏はイルカ解放運動家でありイルカ調教師の資格を持つ。2009年、オバリー氏が撮影を呼びかけ、日本の和歌山県太地町のイルカ漁でイルカを殺す血生臭いシーンを収めた米国ドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」が製作された。大量のイルカが惨殺され、海が血に染まるシーンは全世界から注目を集め、映画は2010年度の第82回アカデミー賞最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。しかしこの映画は「イルカ漁は伝統文化の一部」だと主張する現地の漁民から抗議を受けた。

ここ数年、イルカ漁の季節が巡るたびに日本の警察当局は太地町に警察官を派遣し警備を強化することで、現地の漁民と海洋保護活動家や反イルカ漁関係者との衝突を抑えている。(編集JK)

「人民網日本語版」2016年1月21日

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