河南省鄭州市に住む84歳の武寿さんは、7、8年前から老人性痴ほう症を患っていた。それ以来、彼の妻は毎日彼が右手と左手で書道の練習に付き添った。そして時間の経過とともに、武さんの痴呆症の症状が徐々に消えて行った。
書道の心得があったため、武さんが右手で書く字は非常に上手だったが、左手で書く字は不揃いで形もいびつだった。しかし数年の努力が実り、武さんの左手、右手の技能が同じになってきて、左手で書く字と右手で書く字の差がほぼ無くなった。
それ以来、自信を取り戻した武さんはすっかり書道に魅入られ、1日3回朝昼晩と書道をするようになった。公園では毛筆を水で湿らせて地面に書き、家に帰っては画仙紙に書く。このほかに、武さんは妻と一緒にいつも公園やコミュニティで自身の書道作品を無料配布しており、近所の人たちから絶賛されている。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年1月15日