中国人民銀行(中央銀行)はこのほど、天津・広東・福建の3大自由貿易試験区建設に向けた金融面の支持に関する指導意見を発表、自由貿易区における人民元のクロスボーダー使用拡大、外国為替管理改革の深化などを具体的に規定した。人民日報が伝えた。
指導意見では、3大自由貿易試験区で限度額内における資本項目の両替可能化を実施することが明確化された。自由貿易試験区内で登録された、ネガティブリスト外の域内機関は、各機関の各年のクロスボーダー収入・支出がいずれも規定の限度額内であるという前提の下、自主的にクロスボーダー投融資活動を行い、限度額内で自由な外貨売買を実施できる。
天津自由貿易試験区建設を支援する意見では、北京・天津・河北の協同発展を支援し、自由貿易試験区内で北京・天津・河北協同発展基金、北京・天津・河北産業構造調整基金の設立に取り組むことが提起された。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年12月13日