二十四節気の「大雪」を越え、中国の東北地方に位置する吉林省長春市の空いっぱいに雪が舞っていた。一面銀世界の冬景色は今年6月にこの地に引っ越してきたジャイアントパンダの嘉嘉(ジャジャ)と夢夢(ムンムン)にとっては格別目新しく、また中国北方の高緯度地域で彼らが初めて過ごす冬となる。中国新聞網が伝えた。
東北地方で初めての冬を越す2頭のパンダが心地よく冬を過ごせるように、吉林省東北虎パークと吉林省野生動物保護繁殖センターの職員たちは万全な準備を整えている。毎週5日間は四川省から新鮮な笹を空輸すると同時に、毎日4トンにのぼるエサを確保するため、1ヶ月のエサ代だけで5万元(約94万円)かかる。このほか獣舎には特別にシャワー、エアコン、空気循環器などの設備を取り付け、温度管理を厳しくチェックしている。飼育員は取材に対し、気温がマイナス10度以下にさえならなければ、パンダは大丈夫だという。「彼らはすでに東北を気に入っていて、特に雪の日がお気に入り。戸外活動の時は特に興奮する」と話した。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年12月11日