浙江大学玉泉キャンパスの第2食堂に、4台の「スマートカウンター」が設置された。料理を乗せたトレイをカウンターに置くと、ディスプレイに選択した料理の名称や価格などの情報が表示される。女子学生の王さんが、肉料理、炒め野菜、ご飯を乗せたトレイをカウンターに置くと、ディスプレイにはすぐに11.1元(1元は約19円)と表示された。王さんがカードをかざすと、わずか2秒間で決済が完了した。人民網が伝えた。
浙江大学飲食サービスセンター第2飲食センター長の高氏によると、この秘密は料理を入れた食器にある。この食器は普通のものと変わらないように見えるが、チップが内蔵されている。カウンターはこのチップを読み取ることで、スムーズな決済を実現できる。
浙江大学飲食サービスセンターの微信(WeChat)の公式アカウント「浙大飲食」をフォローすれば、毎回の食事の消費記録を見たり、料理のカロリー量を調べることができる。王さんは携帯電話で料理の情報を調べ、「カロリーが基準値を超過しており、11分間の早歩きで燃焼する必要があるとアドバイスされた」と話した。携帯電話にはカロリー、タンパク質、炭水化物、脂肪などのデータが表示された。王さんは、「女性はスタイルを気にするが、これは食事バランスを整える参考になる」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年11月30日