中国共産党の第18期中央委員会第5回全体会議(五中全会)が今年10月26から29日に北京で開催され、習近平総書記が重要談話を述べた。人民日報が伝えた。
会議は中央政治局の活動報告を聴取し、議論し、第13次五カ年計画の策定に関する中共中央の提言を審議し、承認した。習総書記が「提言」について説明を行った。
全体会議は「第13次五カ年計画期は小康(ややゆとりのある)社会の全面的完成の最終局面だ。第13次五カ年計画はこの奮闘目標をしっかりと抑えて策定しなければならない」と指摘。小康社会の全面的完成について次の新たな目標を打ち出した。
中高度経済成長を維持し、発展の均衡性、包容性、持続可能性を基礎に、2020年までに国内総生産(GDP)と都市・農村部住民の1人当たり所得を2010年比で倍増し、産業を中高水準へと踏み出させ、経済成長に対する消費の貢献を著しく拡大し、戸籍人口の都市化率を加速的に高める。農業の近代化を著しく進め、人々の生活の水準と質をおしなべて高め、中国の現行の基準下で農村の貧困人口の貧困脱却を実現し、貧困県を全て解消し、地域的な全体的貧困を解決する。国民性と社会の文明の程度を著しく高める。生態環境の質を全体的に改善する。各方面の制度を一層成熟させ、定型化し、国家ガバナンスのシステムと能力の近代化において重大な進展を得る。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年10月30日