上海は10月27日、国内初のスマート街灯の試行を開始した。この街灯は電気自動車(EV)の充電、Wi-Fiによるネット接続、緊急支援要請といった、様々な機能を実現する。光明網が伝えた。
国内初のスマート街灯一体化試行プロジェクトが同日、上海で市民へのサービス提供を開始した。大沽路に設置されたスマート街灯は、充電ポール、HD IP カメラなど複数の設備を搭載している。この街灯は、スマート照明、グリーンエネルギー、スマート防犯、ワイヤレス都市、情報交換、スマート感知、集中制御などさまざまな機能を実現する。市民は携帯端末で予約し、指定の停車位置で充電することができる。HD IP カメラは屋外のラジオや音声認証設備を結びつける。市民は緊急事態発生時に街灯のボタンを押すことで、救助センターの職員にテレビ電話をかけることができる。街灯のWi-Fiスポットは、同区間のワイヤレスネットワークの全面的なカバーを実現する。市民はタッチパネルに触れることで、情報を直接検索できる。政府が発表したニュース、警告、公告なども、タッチパネルで表示できる。また街灯には大気質の検査・測定などの機能が備わっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年10月28日