米国公式訪問中の習近平国家主席は25日、バイデン副大統領とケリー国務長官が主催する歓迎昼食会に出席した。
習主席は、「私とオバマ大統領は中米新型大国関係の構築に揺るぎなく力を注いでいく。こうした共通認識を手引として、今回の訪問ではたくさんの成果を達成し、投資、人的・文化交流、気候変動への対応、多国間の調整・協力などで新たな重要な進展を遂げた。ここで今一度、世界に対して中米が協力を強化し、課題にともに対応するという積極的なシグナルを明確にうち出した。私は、双方が手を携えて努力し、たゆまずに進めば、必ずや中米関係の新局面を不断に切り開くことが可能になり、両国国民と世界の人々によりよく幸福をもたらすことができるようになると信じる」と述べた。
バイデン副大統領は、「ここ2日間、オバマ大統領と習近平主席は率直で誠意に溢れた深いレベルでの会談を何度か行い、相互信頼の増進、両国の各分野での協力促進、双方の溝の有効なコントロールで幅広い共通認識に達した。米国は、中国の平和発展は世界にプラスの積極的な影響を与えることになると繰り返し述べる。米中両国には幅広い共通の利益がある。両国間には問題が存在するが、解決不可能な問題はない。両国の間には競争もあるが、これは健全な競争関係であり、両国はこれによってお互いの経験を参照しあい、ともに発展することが可能だ」と述べた。
ケリー国務長官は、「米中両国は気候変動対応などの世界的な問題で協力を展開し著しい成果を上げてきた。両国の人口は世界の4分の1を占め、経済規模は世界の3分の1を占め、両国の協力の成果は他国を大きく上回る。米中両国が胸襟を開いて誠意を示し、共通点を求めて相違点は保留すれば、より大きな協力の成果を上げることができる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年9月27日