マイクロソフトは次世代の基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」を29日に発表した。正規版「ウィンドウズ7」と「ウィンドウズ8.1」の利用者は無償アップグレードの対象で、「ウィンドウズXP」と「ウィンドウズVista」の利用者は新たに購入しなければならない。中国のXPユーザーは数が多いが、無償アップグレードは不可能となる。中国新聞網が伝えた。
科学技術サイトがこれまでに伝えた10の価格は、中国大陸部のホームエディションが888元(約1万7655円)、プロフェッショナルエディションが1799元(約3万5769円)。米国のホーム版は119.99ドル(約1万4815円)、プロフェッショナル版は199ドル(約2万4570円)。台湾地区はプロフェッショナル版が6999台湾ドル(約2万7455円)。中国大陸部が最も高価格で、特にプロフェッショナル版は米国の価格を45%以上も上回る。
10の発表を控え、取材したネットユーザーたちはアップグレードに強い意欲を示し、「今使っているウィンドウズ7にまあまあ満足だが、無償アップグレードができるなら、やっぱり10にバージョンアップしたい」と話す人が多かった。
市場調査会社ネットアプリケーションズが発表したデータによると、今年5月末現在、XPの市場シェアは14.6%だった。これはつまり、15%近いユーザーが無償で10に乗り換えるということだ。また市場調査会社スタットカウンターが発表した最新のデータによれば、今年初め、中国のXPシェアは32.67%だったという。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年7月29日