商務部(商務省)の沈丹陽報道官は21日に行われた定例記者会見で、今年上半期のビジネス状況を説明した。上半期の国内消費市場の運営は全体として基本的に安定し、社会消費財小売総額は14兆2千億元(約282兆7469億円)に達して前年同期比10.4%増加した。人民網が伝えた。
同部が発表したデータによると、上半期の国内消費市場の運営は全体として基本的に安定し、社会消費財小売総額は14兆2千億元で同10.4%増加し、増加率は前期を0.2ポイント下回った。物価要因を考慮した実質増加率は10.5%。月ごとの増加率をみると2カ月連続で上昇しており、6月は10.6%増加して増加率は前月を0.5ポイント上回った。同部が重点小売企業5千社を対象に行ったモニタリングでは、1~6月の売上高は同4.6%増加し、増加率は1~5月を0.1ポイント上回った。
沈報道官は上半期の消費市場の主な特徴として次の6点を挙げた。
(1)新興の業態が高度成長を維持した。
(2)大衆的な外食や基本的な生活用品の消費が安定的に急増した。
(3)通信機材関連の商品が引き続きよく売れた。
(4)文化・スポーツ・娯楽商品や資産価値を維持するための商品のニーズが旺盛だった。
(5)住宅・交通関連の商品の販売が好転を続けた。
(6)消費価格が低水準で推移した。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年7月22日