「宝くじ、当たったら山分けにしよう」そんな冗談交じりの約束が友人同士で交わされたが、なんと現実のものとなった。山東省菏沢市の二人の男性鄧氏と宋氏は宝くじ売り場で宝くじを買っていた。鄧氏が宋氏の10元(約200円)を使って2元の宝くじを5枚購入し、「二人のうちどちらが当たっても山分けにしよう」と口約束を交わしたところ、なんと鄧氏が本当に600万元(約1億1800万円)を当ててしまった。当の本人は約束を後悔し、山分けを拒否して宋氏に訴えられるという展開に発展した。
法廷は、原告被告双方の約束は合法かつ法律の保護を受けると判断し、双方は約束通りその権利の享受および履行する義務があるとして、被告は当選金を受け取った後に約束通り原告に半分を支払うよう命じた。
しかしその後、鄧氏は遅々としてこの判決を履行せず、そればかりか、宋氏が法廷に強制執行を申し出ると鄧氏は行方をくらました。警察の捜索と調査を経て、今年3月に河南省内の鄧氏の居場所を特定、6月30日に地元警察の協力を得て、身柄は拘束された。(編集IM)
「人民網日本語版」2015年7月7日