韓国保健福祉省はMERS(中東呼吸器症候群)感染者は新たに4人増え、179人になったと述べた。中国新聞網が外国メディアの報道を総合して伝えた。
同省は、現在、MERSによる死亡者は増加しておらず依然として27人のままで、24日の時点で隔離患者は合計3103人となり、これまでの2805人よりやや増加し、MERS感染者179人のうちすでに67人が回復、退院したと述べた。
「第二の感染源」と言われているサムスンソウル病院が未だ閉鎖され、病院を運営するサムスン生命公益財団理事長でありサムスン電子副会長の李在鎔氏は昨日、国民に謝罪、MERSの爆発的流行以来初めてサムスン幹部が公に謝罪した。
李氏は「病院は感染とウイルスの拡散防止に失敗し、国民に多大な苦痛を与え、心配をかけてしまったことを深くお詫びします。特に不幸にもMERSにより亡くなった患者とその家族の方、現在治療中の患者および隔離されている患者に謝罪します。サムスンは感染者に対して責任をもって治療にあたり、事態の収束後には病院改革を行い、徹底的に原因究明を図る」と語った。
韓国中央中東呼吸器症候群の対策本部長は「現在、94名の感染者治療中で、その中の16人の病状は不安定であり、隔離患者は2805人に達した」と話した。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年6月24日