朱小丹広東省長は22日、広州市で井戸敏三兵庫県知事および石原邦夫日本経済促進会会長と会談を行った。会談後、広東省と兵庫県は「新期経済協力プロジェクトに関する備忘録」に調印した。中国新聞網が伝えた。
朱省長は会談で、「広東省と兵庫県が友好提携の調印を行って以来31年間、双方の友情は日一日と増し、協力、交流プロジェクトも絶えず推進されてきた。このことは、両地の友好交流や経済社会の発展において、非常に大きな促進的役割を果たした」と語った。
また、朱省長は今後の抱負について、「現在、広東省は循環型都市への構造転換を加速しており、積極的に新常態に適応する重要な段階にある。そんな中、広東省と兵庫県の友好交流協力プロジェクトがまた新たなチャンスを迎えようとしている。双方が『日本広東経済促進会』のプラットフォームを十分に活用し、経済交流協力を深化させることを希望している。特に先端電子情報、バイオテクノロジー、新材料、省エネ・環境保護などの分野でより多くの日本の投資や先進的な技術を取り入れ、より一層多くの具体的な協力プロジェクトを立ち上げたい」と語った。
また「さらに今後、観光や人的・文化、青少年交流などの分野における双方の協力を強化していきたい。広東省政府はこれまでも省内における日本企業の投資や発展に対し、良好なビジネス環境と高い行政効率を提供してきた」と語った。
井戸知事は、「兵庫県は今後も広東省との全面的な交流協力を強化し、共に広東省の自主革新や構造調整戦略の実施を加速させていくつもりだ。特に広東省の経済が新しい段階に入った重要な機会をつかみとり、双方の経済・貿易や観光、人的・文化などの分野の交流協力を強化していきたい」と語った。(編集MZ)
「人民網日本語版」2014年12月24日