世界知的所有権機関(WIPO)が16日に発表した情報によると、2013年の世界特許出願件数は中国の2桁台の増加率にけん引され、力強い増加の流れを維持した。中国の出願件数は全体の約3分の1を占めた。新華網が伝えた。
「世界知的財産権指標2014年版」によると、2013年の世界の特許出願件数は、前年比9%増の約257万件となった。特許出願件数が多かった分野は、コンピュータ技術(7.6%)、電気機械(7.2%)、測量(4.7%)、デジタル通信(4.5%)、医療技術(4.3%)の順となった。
2013年は、中国(82万5000件)と米国(57万1000件)の出願件数が世界の過半数を占め、日本が3位(32万8000件)となった。欧州特許庁が全体に占める割合は5.8%に低下した。
中国の海外での出願件数は少ないが、中国人の特許出願件数は世界最多となっている。中国国家知識産権局(知財局)も、世界で最も多くの特許出願を受理する機関になっている。
WIPOのフランシス・ガリ事務局長は、「全世界の知的財産権の出願件数の流れは、広範囲の経済の有り様を反映している。世界経済の異なる状況が、世界の革新の流れに影響を及ぼしているようだ」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年12月18日