雲南省普洱(プーアール)市は、2014年、水力発電、風力発電、バイオマス発電、太陽光発電など再生可能資源エネルギーの活用を急速に展開してきた。プロジェクト前期では、発電所施設の建設、設備容量など、各分野で大きな進歩が見られた。普洱日報が伝えた。
普洱市は中国全土でも水力発電が集中している地域の一つで、瀾滄江(メコン川上流)、怒江、紅河の3大水系や4級以上の河川が100以上、国境をまたいでおり、同市の水資源総量は828億6200万立法メートル、水資源賦存量は1500万kWに達する。2014年10月の時点で、全市が建設した水力発電所は126カ所(州の水力発電所も含む)に及び、総施設容量は884万1300kW、実際の発電量は263.8億kW、生産高は68億4000万元(約1309億8600万円)に達した。
風力発電所の建設において、普洱市はすでに2つの風力発電所の建設計画を承認している。一つは、墨江聯珠風力発電所で、施設容量は4万9500kW。もう一方は、瀾滄甲俫波風力発電所で、施設容量は4万8000 kWだ。12月中旬には相次いで工事が着工されるほか、寧洱銷井風力発電所はすでに国家が建設計画を認可し、前期工事の着手に同意しており、来年6月までに発電所の建設工事を開始する予定となっている。
バイオマス発電においては、景谷バイオマス発電プロジェクトが2013年8月に認可されている。施設容量は3万kWで、同プロジェクトの建設は、現在計画的に準備が行われている。
普洱市の太陽の日照時間は十分にあり、太陽光発電所建設プロジェクトの未来は明るい。現段階で普洱市は、省や国に、5つの2015年太陽光発電プロジェクト建設の申請を出している。(編集MZ)
「人民網日本語版」2014年12月16日