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習主席訪問で中南米に「中国ブランド」ブーム

人民網日本語版 2014年12月10日14:57

ここ2年の間に、習近平国家主席は中南米を2回訪問した。昨年はトリニダード・トバゴ、コスタリカ、メキシコを訪れ、今年はブラジル、アルゼンチン、ベネズエラ、キューバを訪れた。中国から最も遠い中南米大陸では今、じわじわと中国ブームが巻き起こっている。人民網が伝えた。

数年前にブラジル国民の中国ブランドに対する認知度を調査したときのことだ。情熱的なブラジルの人々は指折り数えて例を挙げ、「チャイナボックスの食事はおいしい、大好きだ」と答えた。このチャイナボックスという外食チェーンは中国ブランドなのかといえば、実は中国とは何の関係もない。当時、メードインチャイナ製品は多かったが、ブラジルの人々は中国ブランドについてほとんど何も知らなかった。

だが今は違う。状況は一変した。

ブラジルの街を歩き、周りに目をやると、中国ブランドの自動車が川の流れのように切れ目なく走る光景に出会う。奇瑞、力帆、吉利、海馬、海竜などの車だ。ブラジルでは多くの人が中国ブランド車を選んで購入しており、理由としては操作が簡単なこと、コストパフォーマンスが高いこと、品質が欧米ブランドに劣らないこと、アフターサービスがしっかりしていることを挙げる。今年8月には、奇瑞のブラジル第1工場がサンパウロ州ジャカレイー市で大規模な着工式を行った。ブラジルのミシェル・テメル副大統領、開発商工大臣、サンパウロ州知事が出席して祝辞を述べるとともに視察を行い、中国企業を重視するブラジルの姿勢を十分にうかがわせた。

リオデジャネイロのマラカナン競技場やレシフェのペルナンブーコ競技場では中国の英利集団の太陽電池ユニットが使用され、照明のエネルギー源はすべて再生可能エネルギーで、100%天然でグリーンで汚染ゼロとなっている。

ワールドカップ決勝の観客を乗せてマラカナン競技場に向かった電車は中国北車が製造したものだ。ブラジルでは清潔で快適な中国製車両に乗るため、電車を一本遅らせる人が多い。少し前にはアルゼンチンのクリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル大統領が、中国南車の製造した都市間列車のサルミエント線への始動式に出席し、設計水準や製造の品質を高く評価した。

中国ブランドが中南米に進出するだけでなく、習主席はインフラ建設や金融などへの投資も中南米にもたらし、中南米ブランドにも脚光を当てた。視察したアルゼンチンのプランテーションで作るワインは、今や中国で大人気だ。アルゼンチンのワイン原料プランテーションのオーナーたちも、団体で中国を視察に訪れている。習主席の「ブランド効果」は相当なものだといえる。(編集KS)

「人民網日本語版」2014年12月10日

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