受賞団体とノミネートされた団体の代表による記念撮影
大賞のシャプラニールは組織力賞も同時受賞。審査委員を務めた田中弥生氏は、「シャプラニールは組織とボランティアとの関係をうまく処理し、幅広い市民の支持を受けた。失敗の中から教訓を汲み取ることに長け、各方面からの寄付を上手に活用し、組織の発展を維持した」と選出理由を説明している。市民賞には若者の思想道徳教育を支援する「ママの働き方応援隊」、問題解決力賞には被災地の児童の生活を支援する「にじいろクレヨン」が選ばれた。
日本には現在、約4万9千のNPOがあるが、多くの団体は経営困難に苦しんでいる。「エクセレントNPO大賞」は、優れた団体の選出によって日本の各NPOのヒントとなる運営経験を広めるため、2010年に構想された。審査員はNPOの公益活動の成果を評価すると同時に、組織の設立や運営の面で取った措置も考慮して受賞者を選出する。(編集MA)
「人民網日本語版」2014年12月10日