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自由貿易パーク第2弾が近く登場 天津や福建が濃厚

人民網日本語版 2014年12月08日14:06

中国共産党中央政治局は5日、自由貿易区の建設加速に向けた第19回集団学習を実施した。関連の会議では、自由貿易区戦略の実施を加速させ、開放型経済の新体制の構築を加速させることが提起された。業界関係者は、「自由貿易区戦略の実施の加速は、中国の新たな対外開放の重要な内容だ」と指摘する。このたびの会議では自由貿易区の建設加速の構想が示され、自由貿易区建設の頂上部分の設計を強化するだけでなく、「一ベルト一ロード」(シルクロードエコノミーと21世紀海上シルクロード)の沿線各国との自由貿易区建設に積極的に参与してペースを加速させることもうち出された。また国内では自由貿易パークの第2弾がまもなく登場するという。「中国証券報」が伝えた。

自由貿易区と自由貿易パークは名前だけみればわずかな違いだが、実際には2つは概念の異なるものだ。自由貿易区は独立したエコノミーを指し、国と国、国と独立したエコノミーとの間で世界貿易機関(WTO)の合意枠組に基づいて設計されたものだ。自由貿易パークはある国の税関の管理体制の下にある有効かつ相対的に特殊な監督管理エリアを指す。厳密にいえば、中国と他国との間で調印される協定は自由貿易区と呼び、中国国内で建設された「自由貿易区」は自由貿易パークと呼ぶのが正しい。

今年に入ってからの自由貿易区および自由貿易パークの建設状況をみると、中国と他国との間で自由貿易区が建設されたと同時に、国内沿海地域での自由貿易パークの建設が加速的に推進され、国内外をカバーし、さまざまな側面が同時に進展する「自由貿易区」の局面が形成された。

上海自由貿易試験区は運営がスタートしてから1年余りが経過し、一連の複製可能で普及可能な経験を積み上げてきた。「中国証券報」によれば、関連部門が現在、上海自由貿易試験区の経験を総括しており、その成果を早急に全国へコピーし押し広げたい考えだという。

全国には自由貿易区の建設プランをうち出した地域がたくさんある。このうち天津市、広東省・香港地区・澳門(マカオ)地区、福建省の3地域が自由貿易区のテストケース第2弾になる可能性が高い。これらの地域はそれぞれの位置づけが異なるほか、自由貿易区が建設されれば国内の加工貿易をモデル転換・バージョンアップさせて国際貿易技術サービスへの飛躍を促進することになるとみられるからだ。サービスの開放という点では、法律コンサルティングなどの先端サービスの発展が推進され、金融業の開放という点では、国内の金利の市場化、オフショア金融センターの建設といった金融分野の発展を推進するとみられる。(編集KS)

「人民網日本語版」2014年12月8日

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