2014中国(上海)国際ネット通販交易会が27日、上海跨国採購センターで開幕した。電子商取引(EC)全産業チェーンの約500社が、最新のECの形式を展示した。24時間ロボット商店などの新しい小売業態が、上海に導入される見通しとなった。ディスプレイ、銀聯カード決済、支付宝(第3者決済システム)決済などの機能を備えている。ディスプレイをタッチし、購入したい商品を確定し、決済方法を選ぶと、ロボットアームがパネルの奥でゆっくりと動き出し、商品をキャッチし受け取り口に置いてくれる。
現場の担当者は記者に対して、「この消費過程は、タオバオなどで店員を介さないで製品を購入する『セルフ購入』と変わらないように見えるが、その裏側にはクラウドサービスによる新しい管理方法がある。ロボット商店は在庫商品の販売サービスを提供するほか、ネットワークと接続することができる。消費者はネット上でお気に入りの商品を見つけて購入し、ロボット商店まで取りに来ることができる。受け取りはネット通販の認証コードを入力するだけでよい。1台のロボット商店には50−80種の商品を収納でき、種類にも厳格な制限はない。ゆえにオンライン・オフライン小売の架け橋となり、消費者にサービスを24時間提供できる」と説明した。ロボット商店はこの利便性により欧米で流行し始めているが、中国ではまだ真の意味でのロボット商店が誕生していない。しかしロボット商店の中国市場における知名度が高まるにつれ、上海がこの新業態にとって初の入居地となる。ロボット商店は上海市の空港、駅、オフィスビルなどに進出し、同時に各大型団地に入居する。関連の地図アプリも、最も近いロボット商店の場所を教えてくれる。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年11月28日