韓国ソウルの孔子学院(中国が海外の教育機関と提携し設立している公的機関)で中国語を学ぶ親子3人
韓国のある求職サイトの調査によると、韓国では最近5年、人材募集の際「中国語を話せる方優先」と記す各分野の企業が増加するなど、中国語を話せる学生が優遇されるようになっている。また、各企業では、中国語の研修が重要事項となっている。
韓国の漢語水平考試(HSK)事務局の梁美京・局長は取材に対して、「HSKが海外でも実施されるようになって以降、韓国の受験者数が常にトップをキープ。2013年は8万5千人に達し、14年は延べ10万人を超えると予想されている」と語った。
05年、韓国の大学の入学試験において、最も多かった第二外国語の試験は、日本語、フランス語、ドイツ語で、同3言語だけで全体の3分の2を占めていた。しかし、最近では、中国語の授業を設置している普通高校の比率が00年の8.8%から12年の36.8%に急増するなど、第二言語として中国語を教える高校が激増している。