2014年10月28日  
 

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人民網日本語版>>政治

安倍首相に支持率維持策はまだあるのか (3)

人民網日本語版 2014年10月28日15:25

■軍国の夢も推進困難に

 日本の右翼政治屋から見ると、安倍氏は「英雄」だ。就任後、第2次大戦以降の米国による束縛を打破し、国と軍を普通の国の軌道に乗せようとしているからだ。

 確かに安倍氏は日本が右翼軍国主義の道へと向かうために多くの扉を開き、ゴーサインを出した。米国が国力が低下しながらも「アジア回帰」を焦っているという戦略的好機を利用して、米国を手玉に取った。「平和憲法」9条の改正準備、集団的自衛権の行使容認、「武器輸出」三原則の見直しを整然と進めた。

 外交では、安倍氏は休むことなく「地球儀を俯瞰する外交」「価値観外交」を展開し、中国封じ込めの「同盟」を構築している。歴史問題では、安倍政権は第2次大戦時の侵略の歴史と慰安婦問題をひたすら否認し、日本周辺に緊張した雰囲気をもたらし続けている。

 だがその外交、外遊の成果は安倍氏が言うように素晴らしいものでは決してない。ある日本外務省高官によると、首相の外遊は「喜ばしい事のみ伝えて悪い事は伝えない」であり、成果のみを語り、挫折は語らない。

 日本の評論家は「現在の国内経済情勢から安倍首相はより多くの力を国内に注がざるを得ない。もし経済で見事な成果を出せなければ、今後安倍内閣の議案はどんどん可決困難となり、集団的自衛権行使容認関連法案の可決も遅れるだろう」との認識を示した。(編集NA)

 「人民網日本語版」2014年10月28日


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