石家荘に住む張さん(26歳)は3年前に大学でガールフレンドの王さんと知り合った。卒業を目前にして、張さんは北京の企業で法務関係の仕事に就き、王さんは故郷の石家荘で仕事を見つけた。仕事が落ち着いた後、双方の両親が資金援助をして石家荘の広さ約70平方メートルの家の頭金を払ってくれた。燕趙都市網が伝えた。
仕事についてから半年の間、張さんと恋人の彼女は週末だけしか会えなかった。すこしでも多くの時間を家で過ごすため、張さんは金曜夕方に退社すると大急ぎで勤務先から石家荘へ移動する。まず混み合う地下鉄を3回乗り換えて北京駅まで行き、さらに2時間以上列車に乗って石家荘駅へ行き、タクシーで帰宅すると家に着くのは深夜の11時過ぎになってしまう。48時間の短い時間を一緒に過ごした後、月曜日の早朝には石家荘から北京へ出勤しなければならない。「北京は仕事のテンポが速く、生活のストレスが大きく、いつも漂っているような感じだ」。張さんは、今は毎週往復して通っているが、270キロ離れた場所には少なくとも自分の暖かい家庭があるのだ、と語る。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年10月9日