年に一度のモスクワ国際軍楽祭の開幕式が8月30日夜、赤の広場で盛大に行なわれた。世界の三大軍楽祭の一つであるモスクワ国際軍楽祭には今年、10カ国から20以上の軍楽隊や後援団体が招待され、会期9日の公演に参加した。人民日報が伝えた。
開幕式に参加したグループの中でも、110人からなる中国武当武術公演団が観客に強い印象を与えた。出演した作品「太極」は中国の伝統哲学と武術を巧みに融合させたものだ。白黒の衣装を着用した武術隊は、太極の円や陰陽の「両儀」を表現しながら、太極拳や八卦掌、形意拳、太極剣など中国伝統武術の技を披露した。隊列の変化から服装、道具にいたる細部まで太極拳の極意に溢れ、中国のムードを漂わせた。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年9月2日