業界関係者は、次のように提案する。
まず、経済の構造調整の深化を進めるとともに、研究開発投資を増大させ、技術革新を奨励し、なるべく早く、安くて質の悪い「メイド・イン・チャイナ」を質の高い「クリエイテッド・イン・チャイナ」にグレードアップさせ、中国のクリエイティビティを世界経済産業チェーンの中でハイエンドに移行させることで、国内外消費者の中国製品に対するイメージを適切に高める。
次いで、流通システム改革を加速化するべきだ。趙萍副部長も指摘するように、海外と国内商品の価格差は非常に大きな消費海外流出の要因となっている。そして、中国商品の流通構造の複雑さがコスト高の一因となっており、最終的に非常に割高な流通コストが商品の価格に反映されていることで、競争力の低下をもたらしている。そのため、政府は企業に自社工場で製造したものを直営店舗で販売する一貫した生産・流通システムを築くよう奨励し、国内商品のブランド力とビジネスモデルの建設を強化すべきだ。海外と手を結び、外資系ブランド品を取り扱う高級代理販売店やブランド企業と直接交渉し、代理店や流通でかかるコストを極力抑えるべきだ。
専門家は、「国際貿易ルールを上手く利用し、積極的に斡旋しながら、先進諸国の中国へのハイテク技術やクリエイティブな商品の輸出規制を緩和させ、既存の貿易ルートを広げ、さらに多くの海外の優れた商品が中国市場に入ってくるように促進し、中国消費者が国内でハイエンドな外国商品を購入できるようにするべきだ」という見方を示した。(編集MZ)
「人民網日本語版」2014年8月28日