中国のネット通販大手「京東商城」で8月末から、中国の七宝焼き「景泰藍」を製造する北京の老舗「琺琅廠」の工芸品をオーダーできるようになるほか、ネット上で「琺琅博物館」を見学できるようになる。京華時報が報じた。
北京市東城区の商務委員会はこのほど、「京東商城」と契約し、北京の老舗が集まるプラットホーム「北京東城老字号」を立ち上げた。「琺琅廠」のほか、梅ジュースのメーカー「信遠斋」やお茶屋の「呉裕泰」、北京ダッグの「便宜坊」など10社が出店している。
同委員会の責任者は、「この取り組みにより、老舗がネット通販の発展に順応することができるだろう」と説明している。
同委員会の劉健・委員長によると、東城区には老舗74社があり、平均創設138年。薬局の長春堂は560年の歴史を誇り、同区を代表する老舗だ。同区は最近、老舗協会を立ち上げ、現在33社が入会している。同協会は今後、政府と企業のかけ橋の役割を果たしていく計画だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年8月19日