山東省青島市政府はこのほど、青島中韓貿易協力区が同市黄島新区で正式に運営をスタートした。これは同市が進める中国と韓国の協力・交流の拡大に向けた橋頭堡およびモデル地区の建設の加速における重要な措置だ。人民日報が伝えた。
黄島新区は中韓イノベーション産業パークが始動するエリアであり、第一期の区域面積は3.76平方キロメートルに上る。
計画によると、青島中韓貿易協力区は方向性として次の5つの機能に重点的に取り組む。
(1)貿易利便化を中心とした中韓のイノベーション協力を突出させ、AEO(認定事業者)の相互認証、金融協力、サービス貿易、知的財産権の保護といった分野での先行事業・モデル事業に重点を置く。
(2)健康産業とブルーオーシャン戦略に基づく海洋経済の発展を突出させ、中韓の新産業集積区の建設に力を入れる。
(3)人の往来の自由化と利便化を突出させ、会議、展示会、ビジネス、旅行における利便性、オフエリア免税システム、通貨の相互両替、ドライブ旅行などの政策をめぐり先行事業・先行モデルを他に先駆けて実施する。
(4)中韓の優れた文化に重心を置いた両国の人文交流を突出させ、映画、漫画・アニメ、クリエイティブデザイン、会議・展示などの文化分野における韓国との協力を積極的に模索する。
(5)グリーンでスマートな暮らしを特徴とした中韓エコモデル都市事業を突出させ、韓国の新都市開発の理念を踏まえて、暮らしやすく働きやすい国際的な新都市を建設する。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年8月18日