2012年、最もひどかった中国映画10作品 (10)

　10位　「寒戦」

　同作品は評価が真っ二つにわかれた作品だ。確かに、今年の中国産映画ベスト10に入れる人もいることだろう。しかし、我々は、同作品の欠点が長所を上回っていると見ている。旗を振った香港の梁樂民監督と陸剣青監督の両監督はシリーズ大作を制作しようと野心に燃えているが、統制力に欠けており、見終わった後、釈然としないという観衆が多い。2回見ても、ストーリーをつかめないという人もいるほどだ。伏線を残し、明確な結論を出さないオープンエンドでもいいが、各映画は1つの作品として成り立たなければならない。映画の中で取り上げた問題は、その映画の中で解決しなければならないのだ。同作品の続編を制作できるかは未知数だ。（編集KN）

　「人民網日本語版」2012年12月13日