サムスン、スマホ向け3GBメモリの量産開始
サムスンはこのほど、スマートフォン用次世代3GBメモリの量産を開始したと発表した。メモリ容量が増えれば、フルHDの動画もスムーズに再生できるほか、マルチタスクの作業スピードも向上する。また、ダウンロード速度もアップし、次世代通信規格「LTE-A」にも対応することができる。科技日報が伝えた。
この3GBメモリは、世界最小サイズの20nm級4Gb LPDDR3チップ6つを使用しており、このチップを3つずつ積層したスタックセットが2つ、対称的に配置されている。また、各セットごとに1.5GBのデータ転送チャンネルを持ち、特定のモードで性能が急激に落ちるのを防ぎ、システム性能の最適化を実現した。厚さはわずか0.8ミリと超薄型で、スリムなスマートフォンと、大容量バッテリーを実現できる。
サムスンのメモリ事業部担当者のジョンヨンヒョン副社長によると、同メモリは今年下半期に発売するフラグシップ機を初めとして、来年以降に発売されるほとんどのハイエンド端末に搭載する見通しだという。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年7月31日