中国人消費者、EVの購入をためらうわけは?
【中日対訳】 2012年3月22日に設立された元光電気自動車分公司は、中国北西部で初の純電気自動車(EV)タクシー会社だ。同公司のマーケティング部主任を務める劉徳鵬氏は「EVはすばらしい」と語るが、現在はまだ購入していないという。中国のEVはいくつかのボトルネックを抱えており、劉氏は購入をためらっている。人民日報が伝えた。
劉氏はEV購入を控えている理由として、「EVはガソリン自動車よりも高額な上に、使用も不便だ。充電スタンドが少ないし、充電時間も長い。20キロワット時の電気を充電するためには、家庭用の220Vコンセントで8時間充電しなければならない。航続距離も、20キロワット時で100キロと短い。しかも途中で電気を使い果たすわけにいかないので、少し残すと考えると、1度の充電で80キロほどしか走れない」と語る。
これらの原因から、消費者の多くがEVの購入を控えている状態だ。「寧夏で現在走っているEVは、ある企業の役員が乗っている1台のみだ」。
劉氏は、「EVは国による普及推進を必要としている。世界各国がEVの普及に力を入れているが、中国は10%の力も出していない。また、EV分野を強化するためには企業の力も必要だ。同分野において我々企業はまだ全力を尽くしていない。例えばバッテリーも向上の余地があり、外観もまだ研究が足りない。こうした原因で、一般の人々はEVにあまり関心を持っていない」と語る。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年5月7日
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