上海汽車、初のEVを発売 最高時速は130キロ
【中日対訳】 上海汽車集団は5日、研究開発に3年を費やした電気自動車(EV)「栄威E50」を発売した。中国の新エネルギー車発展の方向性を代表するこのEVは、上海汽車にとって初のEV車種であり、最高時速は130キロ、航続距離は最長180キロ。これにより、同社はついに新エネルギー車の産業化を実現した。解放日報が伝えた。
5年前、新エネルギー車はまだ実験室やコンセプトカーの段階にとどまっていた。上海汽車にとってこの5年間は従来型ガソリン車の「黄金期」であり、昨年の生産・販売台数は400万台を突破、今年第1-3四半期の成長率は11%に達したが、一方で、同社は新エネルギー車の開発に60億元を投じ、400人あまりからなる研究開発チームを結成、開発に取り組んできた。このほど発売されたEVは、国内産業の新たな「模範」となった。
上海汽車の最新の生産ラインでは今、栄威E50が次々とラインオフしている。同社の責任者は「2015年までにさらに60億元を投じ、新エネルギー車の開発と普及に取り組んでいく」と語る。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年11月6日