TD-LTE 2016年にはユーザー数が1億5000万件に
中国電信研究院(CATR)が4日発表した研究データによると、TD-LTE(中国産4G基準)の世界ユーザー件数が2016年までに約1億5000万件に達し、世界LTEユーザー数の約25%を占める見通しだ。中国はすでに大規模な試験をスタートしており、2016年までに中国のTD-LTEユーザー数は6000万件に達し、世界のTD-LTEユーザー数の約40%を占めると見られる。北京商報が伝えた。
今年は4G発展の初年度とされている。TD-LTEを推進する中国大手通信キャリアの中国移動(チャイナ・モバイル)は、世界最大の4Gネットワークを構築すると表明した。同社の4Gのネットワークは今年中に100以上の都市をカバーし、4G端末調達数は100万台を超える見通しだ。同社はまたTD-LTEのマルチモード・マルチバンド端末ができるだけ早く3G水準に達するよう推進していく。
CATRのデータによると、3G事業の急成長およびモバイル通信の需要などによる影響を受け、中国の3Gユーザー数は今年年末までに1億5000万-1億8000万件増加し、合計で3億件を突破する見通しだ(ユーザー普及率は30%超)。
国内市場の成長は、アジア太平洋地域の成長の流れをリードしている。米調査会社ABI Research社が発表した直近のデータによると、アジア太平洋地域のLTEユーザー数は昨年第4四半期に3460万件に達し、前四半期比で60.92%増となった。この強い成長の流れは2015年まで続き、ユーザーの増加率は100%を超える見通しだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年3月5日