国内初、自主開発の大型レスキューロボットがラインオフ
国家「第12次五カ年計画」期科学技術サポート計画プロジェクトの1つ、「2つの動力源を持つ大型の双腕型知能レスキューロボット」がこのほど江蘇省でラインオフし、中期プロジェクト検収に合格した。同ロボットは中国が自主開発した初のレスキューロボットでもある。人民日報が伝えた。
ロボットの開発を担当した江蘇省八達公司の陳利明董事長(取締役会長)によると、同ロボットのアームは最大8トンの物を持ち上げることができ、最大リーチは8メートル。協力作業も可能で、倒壊した家屋の切断や破砕、持ち上げなど、10種類の動作により様々な作業を行うことができる。
中国工程機械協会の蘇子孟常務副会長は「同ロボットはガソリンと電気の2つの動力源を持つ双腕型ロボットで、中国の救助機器の空白を埋めた」と語る。
北京航空航天大学教授、ロボット研究所所長、863計画専門家グループ長の王田苗氏は「同ロボットは大型の知能救助機器であり、世界の救援技術をリードしている」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年1月17日