中国、新砕氷船の詳細設計契約締結式典が開催
中国の新極地科学調査砕氷船プロジェクトの詳細設計契約締結式典がこのほど北京で行われた。人民日報が伝えた。
新たな砕氷船は、定員90人、軽荷排水量8000トン、全長約120メートル、幅は最大22.3メートル、喫水8.5メートル、最大航行速度15ノット、航続力約2万海里で、前後双方向の砕氷能力を有し、ダイナミックポジショニング能力に優れ、ヘリコプター2機を同時に搭載することが可能。砕氷等級はPC3で、南極・北極海の厚い「多年氷」の海域で1年を通じて作業する能力を持つ。
同船は、現役の極地砕氷船「雪竜号」とともに極地科学調査船隊を形成する。これにより、長期的に中国の極地調査事業の発展を制約してきたボトルネックが解消され、総合的な調査能力が大幅に高まる見通し。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年11月19日