世界で運航するボーイング機6千機 中国製部品を使用
ボーイング社は今年、中国市場進出40周年を迎えた。ボーイング・チャイナのマーク・アレン総裁は13日、第9回中国国際航空宇宙博覧会(珠海航空ショー)の会場で、人民網と中国航空報社による合同インタビューに答えた。人民網が伝えた。
中国の航空機製造企業との協力についてアレン総裁は、「現在全世界で運航する6千機のボーイング機には全て中国で製造された部品が使われている。ボーイングは中国市場においてトップシェアを誇る」としたほか、「協力関係でもう1つ重要なのは『人間』だ。ボーイングは常に人材面での協力を重視しており、中国では航空業従事者4万人にトレーニングを提供している。トレーニングの内容は販売、製品協力、開発などの多岐にわたる」と述べた。
アレン総裁はまた、「私がチーム、協力パートナー、航空会社に対していつも強調することは、人材があってこそ大きな影響を生み出し、真の変化をもたらすことができるということだ。中国の航空システム全体に貢献を果たす上で最も良い方法は、世界一流の人材を育成することだ。我々の協力パートナーや提携する航空会社のために一流の人材を育成すれば、ボーイングだけでなく世界の航空業界にも良い影響があるだろう」とした。
ボーイングと中国の航空機製造企業は協力パートナーであると同時に競争しあうライバルでもある。今後の中国企業との協力関係についてアレン総裁は「競争することでより速い発展ができる。発展の勢いが増せば、より多くのアイデアが生まれ、イノベーションにより多くの価値を得ることができる。協力面では、我々は中国の航空運輸業を発展させるという共通の目標を持っている。ゆえに中国との協力を今後も強めていきたい」と語った。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年11月15日