中国製大型旅客機C919 2015年末に初飛行を予定 (2)
張氏はC919の先進的なシステムに自信を持っており、「C919の飛行制御システム、補助動力システム、水・廃水システムはボーイング737やエアバス320に相当する。その他の航空電子システム、照明システム、機械・電力設備総合制御システム、空気管理システム、燃料システムなどの10のシステムは、いずれも同クラスの機種より優れている」と話した。
張氏は、「C919は初歩設計・詳細設計の段階の審査に合格しており、全面的に技術発展段階に入っている。C919の95%の部品の設計が完了しており、生産・製造段階に入っている。2014年には組立を実施し、2015年末に初飛行を実施する見通しだ」と述べた。
現在大型旅客機を製造する能力を持っているのは、米国、欧州4カ国、ロシアのみで、国際市場で採用されているのはボーイング機とエアバス機のみだ。C919の登場は、この「2強」の地位を揺るがし、「3者鼎立」の構造の形成を促すだろう。ゆえにC919の開発の過程が、国際市場から注目を浴びている。
張氏は、「現在までに、C919は国内外から380機の注文を受けている。中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空、海南航空の中国4大航空会社の他に、米国や東南アジアなどの国と地域からも注文が来ている」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年8月6日