隠れたリスクを解消する「平安故宮」活動
故宮の西路にある翊坤宮でこのほど、ある男性が手で正殿の展示室の窓ガラスを割り、窓の近くに展示されていた時計が落ちて壊れる事件があった。警察が調査を進めている。
今回の文化財の被害は文化財保護に存在する安全面の隠れたリスクを露呈した。故宮の保安業務は、被害が生じてから注目されるべきではないだろう。故宮保安・警報システムは1998年から稼動しているが、当時の先進技術も時代にともない更新が必要となる。「『平安故宮』プロジェクトの全体方案」は国務院の許可を得ており、盗難防止や保安などの面から、民族の文化財保護に役割を果たすことが期待される。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年5月6日