習近平国家主席は29日午後、ドイツ西部ノルトライン=ヴェストファーレン州のデュースブルク河港を視察し、シルクロード経済ベルト建設を後押しした。
習主席は駅プラットホームを訪れた。銅鑼が3回鳴ると、中国・重慶始発の貨物を満載した列車がゆっくりと到着した。本駅は重慶から新疆を経て、欧州・アジアをまたぐ、欧州直行の渝新欧国際鉄道が結ばれる大動脈の終点となる。
習近平国家主席は、「中国側はシルクロード経済ベルトの建設を提唱した。共同発展、共同繁栄の理念に則り、アジア・欧州二大市場を連動させ、古代シルクロードに新時代の内包を与え、沿線各国国民に幸せをもたらす。中独はシルクロード経済ベルト両端に位置し、アジア・欧州の二大経済体で、成長は著しい。また渝新欧鉄道の起点と終点でもある。両国は協力を強化し、シルクロード経済ベルト建設を推進すべきだ。デュースブルク河港は世界最大の河港、また欧州の重要な交通・物流の中枢であり、中独、中欧の協力発展の推進に、さらに大きな役割を果たしていくことを期待する」と述べた。
歓迎式典ではクラフト州首相、リンク市長らが祝辞を述べ、シルクロード経済ベルトの提唱がノルトライン=ヴェストファーレン州、デュースブルク河港にもたらす新たなチャンスを掴み、中国との協力を強化したい、と期待を寄せた。(編集HT)
「人民網日本語版」2014年3月31日
【特集】習近平国家主席 第3回核安全保障サミット出席と欧州4国歴訪