北海道で4万戸が停電、交通網混乱 強風などで2人けが
札幌市内の繁華街ススキノでは、除雪用の路面電車「ササラ電車」が今冬初めて走った=27日午前11時50分、札幌市中央区、杉本康弘撮影 |
27日朝からの暴風と雪で、北海道では室蘭市などで早朝から約4万戸が停電、新千歳空港では除雪のために同日午前11時45分から滑走路を一時閉鎖するなどの影響が広がった。
北海道電力や道などによると、停電は同日午前6時前から登別市や白老町など約20市町に広がった。室蘭市の市立室蘭総合病院と日鋼記念病院は自家発電に切り替え、外来を休診。新ひだか町では、強風にあおられた男性(70)が転倒するなど、2人がけがをした。
北電は、強風や雪の影響で送電が自動停止したことなどが原因とみて調べている。
札幌管区気象台によると、同日午前6時39分に室蘭で最大瞬間風速39.7メートルを記録。気象庁によると、強風は27日夕方にかけて続く見込みで、暴風や高波への警戒を呼びかけている。
JR東日本は同日午後から夜にかけて出発する札幌発大阪行き特急トワイライトエクスプレスなど、夜行列車計4本について運休や区間運休を決めた。
asahi.com 2012年11月27日
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